SESSION 05

生成AIパスポートの「次」
資格ロードマップ

生成AIパスポートで得た知識を起点に、ご自身のキャリア方向に合った次の資格を見つけていただきます。7方向15資格の全体マップと3つの推奨パターンをご紹介します。

1:30 - 1:50(20分)
導入 3分 + 解説 12分 + 提案 5分
INTRODUCTION / 3 MIN
生成AIパスポートは「入口」

社内の生成AIパスポート取得者は、個人受験で70名程度となっています。生成AIを扱っていく上では、まずはこの資格を取得いただくことで、生成AIを扱うためのリテラシーやセキュリティ的意識を最低限所持していることを証明することができます。ぜひ積極的に受験をご検討ください(資格の取得を強制するものではございません)。

生成AIパスポートとは

生成AIパスポート 公式サイト

一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する、生成AIに関するリテラシーを問う検定試験です。AIを日常業務に活かすための最初の一歩として位置づけられています。

項目内容
出題範囲AIの基礎知識、生成AIの仕組み、プロンプト設計の基本、倫理・法的リスク、ビジネス活用
試験形式オンライン / 多肢選択式 / 60問 / 60分
難易度初級(IT未経験者でも合格可能)
受験費用11,000円(税込)
合格基準正答率70%以上
SSE奨励金対象
まだ取得されていない方へ

生成AIパスポートは、この後ご紹介する15資格すべての出発点になります。まずはこちらの取得をご検討いただけますと幸いです。

すでに取得済みの方は、ここからが本題です。生成AIパスポートで得た知識をどの方向に深めるか。キャリア志向によって「次の一手」は大きく変わりますので、7つの方向性と15の資格を俯瞰した上でお選びください。

7 DIRECTIONS / 12 MIN
7つの方向性と15の資格
A
AI活用リテラシー ── AIの全体像を広く押さえたい人向け

生成AIパスポートと最も地続きの領域です。G検定は「AIの全体像を体系的に語れるようになる」資格で、ビジネス職や管理職の方に向いています。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
1G検定JDLAディープラーニングを事業に活かす知識。累計受験者13万人超中級13,200円
2全統AI全統AI実行委生成AIのビジネス活用力を測る全国統一試験初~中無料~低額
3AI検定サーティファイAI基礎知識~ビジネス活用。50分30問リモートWebテスト初級4,400円
4ITパスポートIPAIT全般の国家試験。2021年からAI分野を大幅強化初級7,500円
B
プロンプト・実務活用 ── 日々のAI活用スキルを証明したい人向け

生成AIパスポートの知識を「実務で使える形」に昇華する方向です。PEP検定はプロンプト設計を体系的に学べるため、営業・企画・マーケティング職にも直結します。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
5PEP検定プロンプトエンジニア協会プロンプト設計の体系的知識と実践スキルを認定中級11,000円
2026年4月〜
6JDLA Generative AI TestJDLA生成AIの理解度を測る20分ミニテスト。G検定への足がかり初級2,200円
C
データサイエンス ── データ分析の素養を固めたい人向け

AIが出す数値の妥当性をご自身で判断できるようになる方向です。統計検定2級はAI関連資格の中でも数理的な強度が頭一つ抜けており、データを扱う部門の方には特に有効です。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
7DS検定データサイエンティスト協会ビジネス力・DS力・DE力の3軸。リテラシーレベルだが骨太中級10,000円
8統計検定2級統計質保証推進協会大学基礎レベルの統計学。仮説検定・回帰分析・確率分布中級7,000円
D
AI開発エンジニアリング ── AIを「作る側」に回りたい人向け

エンジニア職やR&D部門の方が対象です。E資格は認定プログラム修了が必須のため学習コストは高くなりますが、AI開発人材としての市場価値は大きく上がります。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
9E資格JDLADL理論の理解と実装能力を認定。認定プログラム修了が受験要件上級33,000円
10AI実装検定 A級AI実装検定実行委NN基礎構造の理解とPython実装力。E資格の手前のステップ中級14,850円
E
クラウドAI ── 自社のAI基盤構築に関わる人向け

自社でAWS/Azureを使っている場合、そのまま業務に直結します。どちらもFundamentalsレベルですので、開発経験がなくても合格圏に入ることができます。グローバルで通用する認定です。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
11AWS Certified AI PractitionerAWS2024年新設。AI・ML・生成AIの基本とAWSサービス活用初~中16,500円
12Azure AI Fundamentals (AI-900)MicrosoftAzure上のAI・MLサービス基礎。無料バウチャーの機会あり初級13,200円
F
セキュリティ・ガバナンス ── 今日の研修内容をさらに深めたい人向け

本日の研修で扱った「機密情報漏えい」「プロンプトインジェクション」を、情報セキュリティの体系的な枠組みの中で位置づけ直すことができます。AI活用を推進する立場の方が「守り」の基盤を持つ意味は大きいと考えます。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
13情報セキュリティマネジメント試験IPAユーザー企業の情報管理担当者向け国家試験。CBT通年受験可中級7,500円
G
プログラミング・開発 ── AI時代の開発スキルを武器にしたい人向け

コードを書く方、書けるようになりたい方が対象です。GitHub Copilot認定は2024年に新設された資格で、生成AIを開発ワークフローに組み込むスキルの証明として注目されています。

#資格名主催概要難易度費用SSE奨励金
14Python 3 エンジニア認定試験Pythonエンジニア育成推進協会Python文法・ライブラリ知識を3段階で認定初~中各11,000円
15GitHub認定資格GitHub, Inc.Foundations / Actions / Security / Admin / Copilotの5種初~中各$99
PROPOSAL / 5 MIN
「次の一手」3パターン

キャリア志向に合わせて、生成AIパスポートの次に目指す資格を3パターンでご案内します。

PATTERN 01

横に広げる

まずG検定 or ITパスポートで周辺知識を固める
次に情報セキュリティマネジメント試験でガバナンス面をカバー
非エンジニア・管理職の方におすすめです。「AIを推進する側」としての信頼性を組織内で確立できます。
PATTERN 02

縦に深める

まずDS検定 or 統計検定2級で数理基盤を作る
次にG検定 → E資格と段階的に進む
技術職・データ分析職の方におすすめです。「使う」から「評価・設計できる」レベルへステップアップできます。
PATTERN 03

実務に直結

まずPEP検定 or Generative AI Testで生成AI活用力を証明
次にAWS AI Practitioner or Azure AI-900で自社クラウド環境のAI活用を学ぶ
全職種の方におすすめです。「今の仕事」で使えるスキルを最短距離で証明できます。
配布資料

各資格の公式サイトURL、受験スケジュール、費用を一覧にしたシートを配布します。ご自身のキャリアに合ったパターンを選び、まず1つ目の資格の試験日を調べるところから始めてみてください。

REFERENCE
資格公式サイト一覧
#資格名公式サイト
1G検定jdla.org/certificate/general
2全統AIzentou.ai
3AI検定(サーティファイ)sikaku.gr.jp/ai
4ITパスポートjitec.ipa.go.jp
5PEP検定prompt.or.jp/pep
6JDLA Generative AI Testjdla.org/certificate/generativeai
7DS検定datascientist.or.jp
8統計検定2級toukei-kentei.jp
9E資格jdla.org/certificate/engineer
10AI実装検定 A級kentei.ai
11AWS Certified AI Practitioneraws.amazon.com/certification
12Azure AI Fundamentalslearn.microsoft.com
13情報セキュリティマネジメント試験ipa.go.jp/shiken
14Python 3 エンジニア認定試験odyssey-com.co.jp
15GitHub認定資格resources.github.com
COMPREHENSION CHECK
理解度チェック
Q1. 非エンジニア・管理職が生成AIパスポートの次に目指すべき推奨パターンは
A E資格 → AI実装検定A級不正解。E資格は認定プログラム修了が必須の上級資格で、AI開発エンジニア向け。非エンジニアの管理職には敷居が高すぎる。
B G検定 or ITパスポート → 情報セキュリティマネジメント試験正解。パターン01「横に広げる」に該当。G検定やITパスポートで周辺知識を固め、情報セキュリティマネジメント試験でガバナンス面をカバーする流れが、AI推進者としての信頼性確立に直結する。
C Python 3 エンジニア認定試験 → GitHub認定資格不正解。これはプログラミング・開発方向の資格であり、コードを書く人向け。非エンジニアの管理職向けではない。
D 統計検定2級 → DS検定不正解。データサイエンス方向の資格で、数理基盤を固める技術職・データ分析職向けのルート。管理職向けの最短ルートではない。
Q2. G検定の説明として正しいものはどれか
A AIの実装能力を認定するプログラミング試験不正解。それはE資格の説明。G検定はプログラミングではなく、ディープラーニングを事業に活かすための知識を問う試験。
B ディープラーニングを事業に活かす知識を問うJDLAの試験正解。JDLAが主催するG検定は、AIの全体像を体系的に語れるようになる資格。累計受験者13万人超で、ビジネス職や管理職に向いている。
C Google Cloud のAIサービスに特化した認定試験不正解。G検定の「G」はGoogle ではなくGeneral(ジェネラリスト)の意味。特定のクラウドサービスに特化していない。
D 政府が実施するAI国家試験不正解。G検定はJDLA(日本ディープラーニング協会)が主催する民間資格。国家試験にはITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験がある。
Q3. 2024年に新設され、生成AIを開発ワークフローに組み込むスキル証明として注目されている資格は
A PEP検定不正解。PEP検定はプロンプト設計の体系的知識を認定する資格で、開発ワークフローへのAI統合とは焦点が異なる。
B AWS Certified AI Practitioner不正解。2024年新設ではあるが、AWS上のAI・MLサービス活用が対象。開発ワークフローへの生成AI統合に特化した資格ではない。
C GitHub Copilot認定資格正解。GitHub認定資格の1つとして2024年に新設。AIペアプログラミングツールのCopilotを開発ワークフローに組み込むスキルを証明する資格として注目度が高い。
D JDLA Generative AI Test不正解。生成AIの理解度を測る20分のミニテストで、G検定への足がかりという位置づけ。開発ワークフローとの統合は対象外。